MEXCでAPI自動売買を始める手順|実際にボットを動かして分かった癖と対策


※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。

私は自作のBTC自動売買ボットを海外取引所のMEXCで動かしています。この記事では、MEXCでAPI取引を始める手順と、実際に運用して初めて分かったAPIの癖を共有します。

※本記事は投資助言ではありません。海外取引所の利用は自己責任で、リスクを理解のうえ判断してください。

なぜMEXCを選んだか

  • ccxt対応でボット開発がしやすい(ccxt入門はこちら)
  • メイカー手数料が安い(取引回数の多いボットでは効いてくる)
  • 小さいロット(BTC先物は1枚=0.0001 BTC)から試せるので、少額でのテスト運用がしやすい
  • 取扱通貨が非常に多い

一方で、日本語対応は部分的ですし、日本円の入出金はできません。国内取引所で買った資金を送金して使う形になります(取引所の使い分けの記事参照)。

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筆者が実際にボットを24時間動かしている取引所です。以下の紹介リンクから登録すると、手数料割引などの特典が付く場合があります(内容は時期により変わります)。

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口座開設からAPI発行までの手順

  1. アカウント作成 — メールアドレスで登録し、二段階認証(2FA)を必ず設定
  2. 本人確認(KYC) — 取引レベルに応じて要求されます
  3. 資金の入金 — 国内取引所からUSDT等を送金(最初は少額で送金テストを)
  4. APIキーの発行 — アカウント設定の「API管理」から作成
    • 権限は**「取引」と「読み取り」のみ**。出金権限は付けない
    • IPアドレス制限にボットを動かすVPSのIPを登録
    • 詳しくはAPIキー管理の鉄則を参照

発行されたキーとシークレットを .env ファイルに保存すれば、ccxtから接続できます。

実運用で分かったMEXC APIの癖と対策

ここからが本題です。ドキュメントには書かれていない、実際に運用して踏んだポイントです。

癖1: 注文直後の照会が「不整合」を返すことがある

注文を出した直後に注文一覧を照会すると、実際には存在する注文が「見えない」ことがあります(内部反映の遅延)。これを「注文が消えた=約定した」と単純に解釈すると、幽霊ポジションを掴んだり、逆に約定済みポジションを見失ったりします。

対策: 注文状態の最終判断は、注文照会だけでなくポジション照会(実際に建玉があるか)を正として突き合わせる。注文直後の30秒程度は「見えなくても存在するかもしれない」扱いにする。

癖2: 連続発注でレートリミットに当たる

グリッド戦略などで複数の注文を一気に出すと、短時間の連続リクエストが拒否されることがあります。

対策: 発注の間隔を0.4〜0.5秒以上空ける。拒否されたら1秒待ってリトライ(最大3回程度)する仕組みを入れる。

癖3: エラーレスポンスは「状態の手がかり」

たとえば「残高不足」エラーは、単なる失敗ではなく「認識していないポジションか注文が証拠金を拘束している」サインだったりします。エラーを握りつぶさず、エラー内容に応じてポジション照会を走らせる設計にすると、異常状態から自動復旧できるようになります。

この手の話は休眠バグの失敗談でも書いていますが、ボット運用の本当の難所は売買ロジックではなく、APIとの付き合い方です。

最初の一歩は「最小サイズ」で

MEXCのBTC先物は1枚=0.0001 BTC(1万円強程度、価格による)から取引できます。ボットの動作確認は必ずこの最小サイズで、数日〜数週間の実弾テストをしてから資金を増やしてください。バックテストで勝てる構成でも、実運用では想定外が必ず起きます(バックテストの罠参照)。

まとめ

  • MEXCはccxt対応・低手数料・小ロットでボット運用に向く
  • APIキーは「取引+読み取りのみ・IP制限あり」で発行する
  • APIの反映遅延とレートリミットを前提にした設計が必須
  • 最小サイズでのテスト運用から始める